2017/08/13

SCJ Workshop in AOMORI

Slender Club Japan会長の吉町先生のご厚意で毎年行われている、あおもり共立病院のWorkshopに参加させていただきました。今回は、Legend Saitoh先生の指導のもと、内藤先生がTRIで1例を行うというコンセプトでした。
エコーガイドで橈骨動脈を穿刺。出力を分岐され、術者もエコー技師もみやすい画面レイアウトをとっていたところがまず印象的でした。この短軸穿刺で慣れれば、末梢の足背、後脛の穿刺もまったく怖くありません。かなり小柄な患者さんで、5FのGSSを用いて治療。日本のみで治療をしていると、CTの情報やIVUSの情報は当たり前、ですが、海外では全くもって当たり前、ではなく、「それらがあることの方がおかしい」ものです。
今回、造影カテの大きさと冠動脈内腔径を比較し、POBA→STENTのサイズ決めとなりました。LAD#7に2.5を置くのか、3mmにするのか、それとも間をとって2.75とするのか。Discussion後、POBA→STENTとなりました。おかれたSTENTは、BostonのSynagy。当院では、CTフォローにたいし、Platinum素材による内腔評価困難のため、用いていませんが、(CVIT2016コメディカルシンポジウムで検証結果を発表しています)
流石にバルーンのボストンがつくったステントシステム。通過性、位置決め、膨らみ方、非常に優れているシステムでした。自分の経験から、BostonのSTENTはバルーンの特性もありNominalまで拡張しないと、Proximal Edge Injurlyをおこすリスクがあると考えていましたが、IVUSを使わない場合はそうとは限らない、ということを教えていただきました。べんきょうになりました。
その後は、青森地区の皆様と懇親会、そのまま夜、ねぶたを見せていただきました。予てより、ファンであった北村麻子さん作のねぶた、今年はより剛胆かつ繊細。これは!!と思った印象通り、大賞でした。ほか、こちらも自分がすきな北村蓮明さんもその息子さん(春一さん)も賞。とくにこの春一さんの作品は一つ一つの文字まで美しく、間違いなく数年後には大賞だろうと感じました。
あとは、出世大太鼓。ものすごく怖そうなおじさんがタタキはじめでした。山田学園の小学生隊、とってもかわいかったです。
その後、羽田までFlight、渋谷までバスで移動し、台風のなか、パイレーツ号は5分遅れで西条に到着、そのまま外来に突入でした。今回、あたり車両の5221エアロクイーン。V8ではないものの、通常のハイデッカーエースとは違う、すばらしい乗り心地でした。



































つるかめ食堂で まぐろ・いくら丼。 大間のマグロ、最高でした


俺たちのバス停 渋谷マークシティー91番線
こ、この背の高さはエアロクイーンではないか!最近は2号車であってもエアロエース率がたかかったので、これはうれしい。(ただし、コンセントはない!)

やはり中二階はロードノイズも振動の吸収性も全然違います。さらに、エアコンが床置きなので重心も低く、安定しています。(ただし、トランクは狭い)

3列シート。背中にはシリコーン。

台風にもかかわらず、ちゃんとほぼ定刻でした。東急は、車両こそ日野セレガでしたが、ちゃんとせとうちについて時間通りの到着。努力してくれているようです。






新しいEVT-Technique。

TOPICのときに浦澤先生から「最近はね、膝下の長いCTOのとき、硬いワイヤーでなくマイクロと組み合わせて3gのコーティングで通ることもよくあるんだよ」と教えていただいたことを検証。もちろん、超絶テクニックと、かけななれた指先の感触をおもちの浦澤先生と、凡人の私では比べようもないのだが・・・

個人情報保護法の関係で実際の画像が出せないのが残念。
Antegradeはともかく、Retrogradeからは、直線の場合、一番槍PAD2というJMS/KANEKA製造の硬く、穿通能力の高いマイクロを用いれば、COMMANDの3gでいける。なんどか突っかかるも、ちょっとフィーリングを変えて、当て方を変える。一瞬で貫通。035のKnuckleとは違い、どまんなか。
一時期、自分がよくやっていた、QuickcrossとRadifocus035で通していく、というものに近いか、あるいは、その直進版か。 いずれにせよ何例か検証は必要だが、SFAのZoneA-BやATAの直線部分でまずはTry。ZoneC/DやATAの肩、足関節以遠、最も難しい(と自分が思っている)POPについてはそれらの検証後に行ってみようと思う。

http://www.kaneka-med.jp/products/intervention/ip_020/

いずれにせよ、このJMS/KANEKAの一番槍PAD2というマイクロカテーテルは、また一つの時代を作るだろう。

ホロヴィッツとリヒテル

いずれも、旧ソビエトの巨匠、いや、20世紀の巨匠。
自分の中で、ホロヴィッツ=晩年の来日時のイメージで抑揚もなくのっぺりとした演奏、のイメージであったが、吉町先生から「いやいや、若い頃のホロヴィッツの演奏をきいてごらん」と教えていただき、全集を購入。
自分の印象が大きく変わった、ダイナミックかつ技巧的な演奏でした。現在最高、と評されるポリーニよりも叙情感があり、魔女とよばれる1970年代のアルゲリッチよりも奥深い。確かにホロヴィッツのショパン、シューマンは素晴らしいものであった。まさに「鍵盤の魔術師」、ミスタッチなし。
ところで、今回のリヒテルは久保先生に教えていただいたものである。リヒテルはウクライナ生まれであったことからか、晩年までなかなか西側にでることがなく録音も非常に限られ「謎のピアニスト」という言葉で知られていた。
さて、今回、没後20年を記念してのシューベルト、ベートーベン、2種類の新録音CDが発売された。自分は、シューベルトはよく分からないのでベートーベンのみ購入。

ヨドバシで売っていないため、AMAZONで購入。
https://www.amazon.co.jp/没後20年記念BOX-リヒテル-プレイズ-ベートーヴェン-Sviatoslav-Beethoven-日本語帯-解説付/dp/B06ZYWH34M
翌日届いたが、、これは凄い。1960年ごろの録音にありがちなノイズ多々、LP版かというような音ではないのがうれしかった。非常に強いタッチ。ホロヴィッツのような技巧を前面に出す演奏ではなくなく、抑揚を前面に出す演奏。で、かつ技巧的。前期ソナタはそこまででもないが、後期ソナタは非常によかった。
Classicalなピアノは、高音が研ぎ澄まされるものではないが、むしろベートーベンにはマッチ。

1986年製のPioneer Private B9はいまでもとってもいい音。昨年も高知のPioneerでメンテナンスしていただき、アンプも絶好調。現在、パイオニアはカーAV(Carrozzeria)のみのメーカーになってしまっているが、もう1度あの素晴らしい、コンポを作っていただきたいもの。それよりも、30年前の製品をきちんとばらして分解清掃してくださる会社の体制、そして「大切に使っていただきありがとうございます」というメッセージ付きで返送してくださった技術者の方には感動です。

2017/07/23

TOPIC2017

日本最高峰のカテーテル治療ライブであるTOPICに参加させていただきました。
今回、PCI、EVTとお仕事をいただき、PCIでは唐原先生のPCIビデオライブのコメンテーター、EVTでは、Slender EVTの教育セッション、フェローコースのEVT教育セッション発表させていただきました。


「満員御礼」裏コメンテータ、いいコメントだな〜と思って聴いていたところ、湘南鎌倉の高橋先生でした。さすがです。


一つ目の仕事、PCIライブコメンテータ、隣は蒲田病院の小山豊先生。最もはやくチーム医療に注目され、若手やコメディカル教育、心カテチーム作りというところに取り組んでしゃいます。その場の参加者やプレゼンター、座長をみてピンポイントでクリティカルなコメントを出されており、そのコメントをお聞きするだけでものすごく勉強になりました。コメディカルセッションのところでも、小山先生の一言一言で会場そのものが締まっていました。
翌日のEVT。これは毎回どのようなコンテンツにするのか、レベルにするのか、悩みます。腎動脈、腸骨、大腿、膝下、足関節以遠という部位。完全閉塞か、狭窄か。TandemかMultipleか。間欠性跛行か重症下肢虚血かというまず治療そのもののポイント。もう一つは、術者か、助手か、行っている件数がどのくらいか、という聴衆の興味対象というポイント。 そこで、スライドそのものは3パターンの対応にできる構成としておき、1枚目の挙手でどのパターンにするか考える、というものにしました。
EVTはなぜか、上級Operatorが行い、若手が行わないことが多い。PCIに比べてノウハウが少ないからかもしれない。とにかく、EVTについて「明確な論理と言語化」がされたテキストとそれに基づいた教育システムが求められている。
膝下治療を行っているかどうか=CLIを積極的にやってるかどうか。

1-2は概論なので外せない。3-5でどこを重点的にするかをはじめの会場挙手によってModify。印象だけでなく、持ち帰ってすぐに検証、実践できる内容でなければLectureの意味はないと考えている。
今回、初デビューとなった、ヤリパド2をもちいた最強ロケットの紹介


最終日の教育コース。ここでもEVTのお話でした。通常のものでなくちょっとかわったものを、とのことで、急性期深部静脈血栓症に対するTreatmentのお話を具体的な方法で提示させていただきました。当院は整形外科との関係がきわめて良好であること、医療圏で、緊急のIVCフィルター留置とカテーテルによる血栓溶解療法が行えるところが少ないため、院内、院外からの紹介が多く、5年間で20例の治療をさせていただき、もちろん最新のガイドラインや治療見解を踏まえてですが、Routineのワークフローができています。
ほか、時計台記念病院の浦澤先生のBKA。末梢がDSAで少しでも分からないが、Punctureができないときに形成外科医にお願いして開けてもらう、Agreeです。ポイントは、どこを開けるか。足首関節より中枢側は血管も太く、Spasmもおこしにくいため、露出後の穿刺は容易。その一方で、体表面からは深いことが多く(とくにATA)、止血困難が生じる。CLIなので、どこでどう対応するかは、その患者さんに応じてフレキシブルに行うしかない。
名寄の八巻先生からは急性動脈閉塞のLecture。これは摘要がとても大切。やるかやらないか。カテーテルか、カットダウンか。下垂足の診断は結構難しく神経障害は知覚神経麻痺有無(針でツンツンする)で判断するようにしている。CKはそのとき上昇がなくとも、基本的にはCHDF。状況が許せばHD。透析を担当してくれている外科の先生がフットワークが軽いこと、CEさんはALIでPPIを!となったと同時にCHDFの準備をしてくださるという体制もできている、一方でやはり、心原性塞栓は後ろに団体さんが控えていることが前提でアリどうしても厳しいインフォームドコンセントが前提である。
あと、幸せに感じたのは、自分が愛媛で仕事をしていること。松山赤十字の血管外科(山岡部長)のバックアップは本当に大きく、その存在なくして、「よい」EVTは絶対にできないということも改めて認識した。






6月のSTARTにかまけ、ブログのUpが久方ぶりとなってしまいました。研究会で最も大切なのは「会計報告」。会社によって入金日、決済日、書類発行日などいろいろあるため、11月の教訓から、翌月末をもって、会計報告を出すようにしました。学会・研究会で一番大変かつ大切なのは 事務局長 です。今回のTOPIC反省会で、事務局の道地さんの言葉は「十分な睡眠がとりたい」でした。TOPICは全ての日程・会場で人数をカウントされ、その後のコンテンツ、会場や時間配分を調整されているとのことです。だからこそ、毎年発展をし続けているということも改めて知りました。
また、来年。