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2012/04/21

心房細動のアブレーション

対象症例は限られますが、ようやく心房細動のアブレーションが開始できました。といいましても、自力ではとても手を出せるものではなく、武蔵野赤十字病院の山内先生に来院いただき、お願いしております。本日は近隣の病院の先生方も見学に来て下さっており、お手伝いまでいただきました。すみせん・・・・・
当日は朝7時半からメーカーさん立ち会いのもと、当院CEがセッティング。到着したばかりのCARTOXPを日本光電のCardioLABOに接続。

ほぼ同時進行で講堂への中継装置のセッティングを開始。その後、配線を全てデジタルカメラで記録いたします。講堂の大スクリーンを使用します。カメラワークはさすがに元CATVのカメラマン兼ビデオ編集者の神原さん。オペレーターの視線や行動をみつつ、2台のカメラの切り替え、パンニングなどを行ってくれています。

下ではRRの75%タイミングであらかじめ撮影しておいた3D-CTをCARTOの下絵にするため取り込み。

その患者さんが入室。
1:右鎖骨下静脈(左でも内頸でもよい)からJJのRA-CSカテを挿入。(心臓内DCを行うため)
2:Femoralより8FrSL0を2本、(Libero20、Lasso15)
3:Femoralより8.5FrSL0 これはアブカテ用
4:Femorakより5Frシース、これをHIS、RV、SVCに。(JLLのEPStar20)
5:Aラインのため4Frシース挿入

ここでヘパリン5000単位をIV。
SVCから卵円かにストンとおとし、そのわずかに足側よりブロッケンブロー。最後は造影剤でピュッととおしました。ACTをとり、300未満の場合はヘパリンを追加。さらに持続投与開始。
ブジー後にSL0を3本、左心房に。
シースより肺静脈造影を施行し、Libero、Lassoをまず左上下肺静脈に。カテ刺激のみで心房細動が起こってしまいました。
アブレーションカテーテルでCARTOマージを行いアブレーション開始。25Wでもかなり食道温があがることがわかりました。(あらかじめSJMの食道温度計を入れてあります)
左の拡大隔離後に右へ。こちらは左より操作性が悪く、難しい模様でしたが、あっという間に。Enter、Exitともに隔離が確認されたら、SVCの電位を確認。ないことがわかればIsthmusのRFCA。その後ISP負荷で誘発をするも、誘発されず、RFCA成功、Overとなりました。

山内先生、神業のRFCA、本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。地元で日本トップレベルのRFCAが受けられるということに、病院の医療従事者としてのみならず、地域住民として、本当に心強く、感謝の極みであります。

また、RFCAに際し、朝早くからセッティングを行って下さったDVx、日本ライフライン、日本光電、戦とジュードメディカル、Websterさん、本当にありがとうございました。

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