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2013/05/21

第2回START(西条動脈硬化治療技術研究会)を開催しました

2006年、ライブでDCAをお見かけして以来、ずっと「この先生に教えていただきたい」と思い続けていた、りんくう医療センターの武田吉弘先生にようやく来院していただくことがかないました。
 そして、Sub-Operatorとしては、福岡和白病院の伊元裕樹Dr。彼は墨東時代、一緒に修羅の道を歩んだ関係で、「まかせた」「やっときます」の関係で私が求める100%のクオリティーで仕事をしてくれます。墨東時代でも最期の頃は私と伊元先生が二人で並ぶことはありませんでしたが、久しぶりに、Case2で並ぶことができました。
Local Facultyの愛媛労災病院の見上部長も来院してくださり、前半はカテ室、後半は講堂でライブ中継の司会を行ってくださりました。若手の先生もいらっしゃっており、今後も是非一緒に、愛媛県東予地区のインターベンションを盛り上げていきたいと思っております。

EagleEyeでみたところ、FibrousなPlaqueであった。5Frの場合はViewITかEagleEye。


2004年に留置されたCypher手前のPeriStentStenosis。狭心症症状+CTで狭窄+シンチで優位なLCX領域の虚血に再分布。5FrTRI(IL3.5)で施行。ちなみにCypher内はIVUSで見る限り内膜の増殖「なし」!!金子・伊元でさくっと終了。カテ室の操作状況についてもGuestOperatorに確認していただくためのCaseでした。ちなみに、伊元先生にはそんな配慮はありません。
さて、Case3。一見、Microchannelに見えますが、#3は完全にBridge!Septalから4AVとPDに側副血行がいき、シンチで下壁は完全に虚血+再分布。前方開口と肩上がりと#2の狭窄がTrapの症例。

予想通り、#3はXT-Aが通過せず、そのあと、GAIAが通過するも、RVでアンカー下、1.2mmのバルーンを持って行こうとしてもシステム離脱。

TFIでBidirectionalに切り替え

もしかして、ランデブーになるか?

とおもいきや、あっさりと、GAIA2ndがAV、XT-AがPDに。

Stentingして終了。狭心症がとれ、下壁の運動がよくなってくれるとうれしいです。

TFIですが、2階建て穿刺です。圧迫は人力で20分、片足のみの安静ですみます。アブレーションのとき、静脈に4-5本刺していることをおもえば、2本くらい簡単に刺さります。もちろん、エコーは確認しています。

武田先生の講義は、「PCIに活かすためのIVUS読影」というテーマで、冠動脈の屈曲、分枝、WireBias、IVUSのコア(ミラー)という観点から、「どこをどう広げれば安全か」「今後DCAが再登場したときには!?」というテーマでした。一度このご講演をお聞きしたことがあったのですが、もう一度教えていただきたくてお願いしました。
後半はステント血栓症についてです。2004年頃のDES=Cypher、本当に怖いです。私はVLST(Very Late Stent Thrombosis」により患者さんを失っています。当然ながらどのインターベンショニストも経験しているものですが、本当に勉強になりました。消化器内科の院長、病理のセンター長をはじめ、他科の先生にも好評でした。

さあ、烏谷さん。これは3例終了後、申し送りサマリーをまとめてくれているところです。決してさわやかとは言えませんが、いい表情です。


臨床工学士チーム。安全の番人、データマネージャーとしての通常業務に加え、スクラブもこなしてくれました。徐々にコメディカルの層が厚くなってきており、状態の悪い患者さんでも安心してPCI、PPIが行えるようになりました。

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