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2013/05/08

循環器科クルズス(3) 降圧剤


循環器科クルズス(3) 降圧剤 血圧の目標は110/70である。24時間を通じて血圧を下げる必要があるとされ、白衣高血圧や早朝高血圧も加療対象である。血圧手帳を渡すのは重要。アルドステロン系の亢進によることが多い本態性高血圧と腎動脈狭窄をはじめとする二次性高血圧がある。基本には減塩(一日7g)、運動、ダイエットがある。動脈硬化スクリーニングはABI、頚動脈エコー、腎動脈狭窄スクリーニングはドップラーを用いた腎動脈血流量がある。二次性のスクリーニングには蓄尿カテコラミンが重要。心臓の評価は心エコーと心電図。 降圧剤のあれこれACEARB)、カルシウム拮抗薬、β遮断剤、α遮断剤、利尿剤、血管拡張剤に分ける。ACERAAの阻害。一般名で**トリルと呼ばれるのがACE、**ルタンとつくのがARBである。薬効としてはほぼ変わりないが、ACEでは空咳の副作用がある代わりに古い薬であり薬価がかなりやすい。ARBは副作用が乏しい代わりに薬価が高い。注意:腎機能障害患者は増悪することが多い。Cre2.0以上ではほぼ禁忌とされている。ARBは糖尿病腎症患者における尿タンパク(アルブミン)を減少させるとされており、有効な薬である。降圧作用=アジルバ、オルメテック、ディオバンが強くブロプレス、ニューロタンが弱い。特に、腎機能障害患者においてはスタチンであるアトルバスタチン(リピトール)とは相性が悪いことが多く、腎障害、肝障害を悪化させることがあるので要注意である。 カルシウム拮抗薬=血管の拡張を阻害することで血圧をさげる。薬剤により大動脈ー中小動脈ー細動脈と作用血管は異なってくる。第1世代ー第3世代まであり、抗狭心症薬、心拍数コントロール目的薬としても使われることが多い。薬剤により持続時間が大きく異なってくるため内服投与にあたっては注意が必要である。また、若い男性にはインポテンツを引き起こすため、苦情がでる。 β遮断薬=心収縮力、心拍数を抑える。大動脈解離の時には第1選択である。静脈注射ではインデラルのみ。内服では、インデラル、テノーミン、セロケン、ミケラン、アーチストがある。古い薬であり、脂質代謝異常をきたすとされ、一時期使われにくかったが最近は特にアーチストの抗酸化作用、慢性心不全に対する有効性が見直されている。またソタコールは3群の抗不整脈薬であるがβ作用が強い。喘息にはもちろん禁忌。カルシウム拮抗薬と同様インポテンツを起こす。HRが高い患者、不整脈を合併している患者にはメインテーとが使いやすい。 α遮断薬:これも古い「カルデナリン」という薬がある。これまでの薬で効果がないとき併用する。よく効くことが多い。起立性低血圧を起こすことがあり特に老人では注意が必要。 利尿剤:前回参照血管拡張剤:前回参照

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