屈曲があって、バックアップがとりづらくて、その先に石灰化をともなったTightLesion・・・このシチュエーションは、膝下あるいは足関節以遠のPPIでよく経験することです。時計台記念病院の浦澤先生、越田先生に「通りにくい冠動脈の石灰のとき、Prominent、いいよ」と教えていただいた言葉が頭をよぎったので使いました。
あれ、Corsairの先、傷んだのかなあと・・・思っていました。しかし、PromoinentやBalloonをつかい、抜いたSION BLUEをみると・・・なんと、
チップがトラップされ、ワイヤーのコイル部分がねじれていました。あわや離断埋没の危機でした。
離断したチップはくしゃくしゃに短縮しています。
手前、Distalともにコイルワイヤーがねじれて膨張していたためチップが落ちずに済んだ物と思われます。回しすぎに注意です。
しかし、EVTのテクニックとPCIのテクニック、相互利用することで、双方の治療成績が向上するということを確信したことでもありました。同じ商品をだしてもPCI用なら3万円、EVT用なら15000円とワイヤーなど、保険償還価格は理不尽なところもありますし、難易度の高い、それでいて、絶対に通さなければ足が切断になってしまうBKAのCTOではデバイスを使いすぎることも多々あります。でも、負けないでください。私はMade In JAPANのデバイスを可能な限り応援します。新しいもの、よりよい物をつくってください。
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