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2018/02/10

週4日、病院に泊まって重症管理。

「最強寒波」の影響か、この1週間は、心筋梗塞とそれからの心不全、重症肺炎合併、などなどずっと本気でPCIからその術後管理をフォローしなければならない状態でした。
急性心筋梗塞に対するカテーテル手術は、待機的に行うことの多い慢性完全閉塞に比べ難易度ははるかに簡単なものの、スピードとシンプルな仕上げが要求されます。あとは、真夜中でも自分をふくめたスタッフ(看護師、放射線技師、工学技士、場合によっては業者さん)の「1秒を争う」集合が必要になります。
あとは、その後の管理です。飛行機同様、離陸と着陸が難しいもので、強心剤、血管拡張剤、利尿剤などのくすりは勿論、補助人工心臓、人工呼吸器の調整が必要になります。
自分は循環器内科に入って1年目は「一切」診断カテーテルにさわることはもちろん、カテーテル室への立ち入りも厳しく制限されており、ひたすら救急外来での判断や上席医・他科に対するプレゼンテーションやコンサルテーションのトレーニング、集中治療室の管理をしていました。2歩手前でとどまる、3手先まで読んだ対応をすることで、シンプルかつスピーディーな管理が実現できます。
厳しくつらい1年間でしたが、12年経ってはじめてよい時代を過ごしたものだ、と思っています。

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