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2017/07/23

TOPIC2017

日本最高峰のカテーテル治療ライブであるTOPICに参加させていただきました。
今回、PCI、EVTとお仕事をいただき、PCIでは唐原先生のPCIビデオライブのコメンテーター、EVTでは、Slender EVTの教育セッション、フェローコースのEVT教育セッション発表させていただきました。


「満員御礼」裏コメンテータ、いいコメントだな〜と思って聴いていたところ、湘南鎌倉の高橋先生でした。さすがです。


一つ目の仕事、PCIライブコメンテータ、隣は蒲田病院の小山豊先生。最もはやくチーム医療に注目され、若手やコメディカル教育、心カテチーム作りというところに取り組んでしゃいます。その場の参加者やプレゼンター、座長をみてピンポイントでクリティカルなコメントを出されており、そのコメントをお聞きするだけでものすごく勉強になりました。コメディカルセッションのところでも、小山先生の一言一言で会場そのものが締まっていました。
翌日のEVT。これは毎回どのようなコンテンツにするのか、レベルにするのか、悩みます。腎動脈、腸骨、大腿、膝下、足関節以遠という部位。完全閉塞か、狭窄か。TandemかMultipleか。間欠性跛行か重症下肢虚血かというまず治療そのもののポイント。もう一つは、術者か、助手か、行っている件数がどのくらいか、という聴衆の興味対象というポイント。 そこで、スライドそのものは3パターンの対応にできる構成としておき、1枚目の挙手でどのパターンにするか考える、というものにしました。
EVTはなぜか、上級Operatorが行い、若手が行わないことが多い。PCIに比べてノウハウが少ないからかもしれない。とにかく、EVTについて「明確な論理と言語化」がされたテキストとそれに基づいた教育システムが求められている。
膝下治療を行っているかどうか=CLIを積極的にやってるかどうか。

1-2は概論なので外せない。3-5でどこを重点的にするかをはじめの会場挙手によってModify。印象だけでなく、持ち帰ってすぐに検証、実践できる内容でなければLectureの意味はないと考えている。
今回、初デビューとなった、ヤリパド2をもちいた最強ロケットの紹介


最終日の教育コース。ここでもEVTのお話でした。通常のものでなくちょっとかわったものを、とのことで、急性期深部静脈血栓症に対するTreatmentのお話を具体的な方法で提示させていただきました。当院は整形外科との関係がきわめて良好であること、医療圏で、緊急のIVCフィルター留置とカテーテルによる血栓溶解療法が行えるところが少ないため、院内、院外からの紹介が多く、5年間で20例の治療をさせていただき、もちろん最新のガイドラインや治療見解を踏まえてですが、Routineのワークフローができています。
ほか、時計台記念病院の浦澤先生のBKA。末梢がDSAで少しでも分からないが、Punctureができないときに形成外科医にお願いして開けてもらう、Agreeです。ポイントは、どこを開けるか。足首関節より中枢側は血管も太く、Spasmもおこしにくいため、露出後の穿刺は容易。その一方で、体表面からは深いことが多く(とくにATA)、止血困難が生じる。CLIなので、どこでどう対応するかは、その患者さんに応じてフレキシブルに行うしかない。
名寄の八巻先生からは急性動脈閉塞のLecture。これは摘要がとても大切。やるかやらないか。カテーテルか、カットダウンか。下垂足の診断は結構難しく神経障害は知覚神経麻痺有無(針でツンツンする)で判断するようにしている。CKはそのとき上昇がなくとも、基本的にはCHDF。状況が許せばHD。透析を担当してくれている外科の先生がフットワークが軽いこと、CEさんはALIでPPIを!となったと同時にCHDFの準備をしてくださるという体制もできている、一方でやはり、心原性塞栓は後ろに団体さんが控えていることが前提でアリどうしても厳しいインフォームドコンセントが前提である。
あと、幸せに感じたのは、自分が愛媛で仕事をしていること。松山赤十字の血管外科(山岡部長)のバックアップは本当に大きく、その存在なくして、「よい」EVTは絶対にできないということも改めて認識した。






6月のSTARTにかまけ、ブログのUpが久方ぶりとなってしまいました。研究会で最も大切なのは「会計報告」。会社によって入金日、決済日、書類発行日などいろいろあるため、11月の教訓から、翌月末をもって、会計報告を出すようにしました。学会・研究会で一番大変かつ大切なのは 事務局長 です。今回のTOPIC反省会で、事務局の道地さんの言葉は「十分な睡眠がとりたい」でした。TOPICは全ての日程・会場で人数をカウントされ、その後のコンテンツ、会場や時間配分を調整されているとのことです。だからこそ、毎年発展をし続けているということも改めて知りました。
また、来年。