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2021/03/05

具体的な候補

 やはりスポーツハイブリッドのSH−AWD、サンルーフ装備、最新の技術をおしみなく投入されているHONDAのレジェンド後継が第一候補。ホンダのディーラーさんはものすごく親切。明るく感じのよいギャラリー、丁寧な整備仕事、こまめな対応も含めて候補。しかし、幅1915で最小回転半径6m。これは車庫に入れるとき4回切り返しが必要と判明し泣く泣く断念。 アコードになるとFFしかないこと、さらに横幅が1900で最小回転半径5.7mと今の車とかわらない取り回しであること、あまり好きでないファストバック形状となることから、こちらもDefer。

憧れのGT-R。これは欲しい。車でなく工芸品、いや、日本が世界に誇る車。ブラックエディションで乗りだし1300万だが、10年経っても900万で売れるのがうれしい。すなわち「借金野郎のGT-R」となっても売ればなんとかなる。が、2ドアは使いづらいこと、長さが短いのでLEGENDに比べると切り返し2回で車庫入れできるが横幅と最小回転半径の関係。そして何よりも極悪な燃費(踏み込んだらリッター2km代、航続300km)から泣く泣く断念。そしてランフラットタイヤ(交換40万!)の指定。でもこれは本当に最後までダークホースとして候補に残っていた。

スカイライン400R。今しか楽しめない、最高のガソリンエンジン車。よくぞ作ってくれた日産といいたい。最高に滑らかで一気に吹け上がるVR30DDTTというV6ツインターボエンジンは日産が世界に誇る至宝のエンジン。ただ、ただ、FRしかない。これだけが唯一の欠点で断念。試乗でこんなに楽しい車があるのか!と思うくらい痺れた。これが600万円を切るなんてあり得ない大バーゲンでしょう。

ベンツS450(W226) これも素敵。中古なら800万くらいでゴロゴロある。最新のストレート6にISG搭載。全てのセダンはベンツを目標に作っているとはよく言ったもので試乗させていただいて感動したものだ。S560もものすごくよかった。が、FRしかない。AWDは左ハンドルのみとなるため自分は運転できないので断念。 最新のS400d、S500は4maticで右ハンドルもあるが、乗りだし2000万。しかも1年間の値落ちが半端でない(200万から300万は軽く落ちていく)からこれは自分には無理と判断し断念。

BMWは超スタイリッシュでカッコイイが自分には似合わないのではじめから候補とならなかった。オシャレでかっこいい人が乗るべき車。レクサスも自分には合わないので却下。GSが残っていたら候補になったはずだがISでは今のLEGENDより狭く、これは無理と思った。カムリベースのESもタクシーで乗るなら快適だったが、自分が運転するのはエンジンの噴け上がりなどが好みではなかった。トヨタクラウンの最後のセダンモデル、1800mmで5m未満という車幅から2.5のAWDを考えたが自分にはあわなかった。

このかなり面倒な条件をクリアし、5年以後もきちんと保証がある、ランニングコスト(税金は仕方ないので消耗品代=タイヤとバッテリー、サスペンションのこと)がマシ、予算1000万未満 これらを満たすのは・・・






Audi A6 Quattroでありながらダイナミックホイールステアリングで最小回転半径5.3mだと!これはフィットちゃんと同じじゃないか! 40TDIはディーゼルなので自分の用途には不適切、45TFSIは物足りない、ということで55TFSIが第一候補となった。

ガソリンかディーゼルかハイブリッドか電気か

 ディーゼルはまず考えた。E220dから始まるメルセデスのクリーンディーゼル2000cc。がんばってS400dか。しかしDPF(排気ガス浄化装置)の燃焼などには長距離のってこその意義があるものと知る。さらに、維持費は高く、同じ排気量のガソリンに比べ車重がかなり重い。となると、通勤で毎日25km(片道)以上乗るくらいでなければディーゼルのメリットは受けられないト判断。さらに、クリーンディーゼルであっても11年から「重加算税」となることも知る。よって却下。

ハイブリッドは2種類。プリウス型のストロングハイブリッドとスズキや欧州車のマイルドハイブリッド。前者は動力にモーターを積極的に使用。内部では600Vなどに昇圧して電気が使用されている。後者は12Vまたは48Vの電源をもちブレーキのときの熱エネルギーの回収(回生)と補機(カーステレオ、エアコンをのぞく空調ファンなど)の駆動にこちらをつかうことでエンジンからのエネルギー消費を抑えるというのが主体。もちろんアイドリングストップからセルモーターでなくベルトドライブでエンジンを回す(ベンツはISG、BSG、フォルクスワーゲングループはBAS)ためセルモーターが不要となることやアイドリングストップからの再始動でエンジンやバッテリに負担がかからない、ということが売り。バッテリは通常バッテリとハイブリッド用のバッテリになる。通常のバッテリーは排気量相応(2000ccで1万円から3万円、3000ccでは2万円から5万円くらい)だが、ハイブリッドのバッテリーは小型車(シエンタなど)でも70万から、高級車になると軽く100万という恐ろしいものであることを知った。全固体電池がでるまでは厳しいかもしれない。が、タクシーでもない限り早々交換するようなことはない、とメーカーからは言われているので通常バッテリーの交換だけと割り切ることにした。

エアコンについては、ホンダレジェンドなどはエアコンも「電動」エアコンになっている。これは諸刃の剣で超高温になるエンジンルームの中にある電装品だけに壊れるリスクや壊れたときの修理代が高い(50万から100万程度と通常のエンジン直結型の約2倍!といわれている)ため、特に夏の気温が40度近くなる愛媛では回避しなければならないと考えた。

単純なガソリンは最も信頼があり小型かつシンプル。自分の行う治療・手術もそうだがシンプルであればあるほどトラブルシューティングは容易かつ後日のフォローも容易。最もながらく使用され続けている内燃機関であることに間違いはない。が、さすがにKB2で10年を超えた頃から悪化していたリッター5kmはもう勘弁と思った。

すなわち 自分の使い方ではガソリンまたはマイルドハイブリッドという選択肢となった。

排気量だが、2500のターボ(RB25DET)、2600のツインターボ(RB26DETT)、3700NA−VTEC(J37A)に乗ってきた感触からすると、どうしてもターボがあってもよく使う1500から2500回転のところで乗り味に重要なトルクは排気量Dependのところが大きい。最近は安全装置の関係か、1.5トンを越えるセダンが当たり前になっており、試乗させていただいた結果、最低でも2000ccは必要だと感じた。

形状は自分的にセダン以外は全く考えない。子どもが3人以上となるとミニバン必須だがそうでない場合、きちんとトランクというセキュリティーが確保される荷物スペースがあること、横風の影響を受けづらく高速道路(四国の高速はトンネルー山と山の間の谷間の橋)でも安定して走行できること、4枚ドアで使い勝手がよいこと、特に夏のエアコン効率がよいこと、を考えると、セダンになる。なぜセダンの人気がないのか不思議でならない。ファストバックは格好こそいいもの、大きなリアガラスでエアコンの効率が悪いこと、さらに、ハッチバック(ワゴン)、に近いトランクの構造となるためセキュリティーも不十分になるため、どうしても仕事で使う以上選択肢にはならない。

駆動方式は小型車ならFFでもいいが大型は以前FRで何度かスピンし死にかけた経験もあるのでAWD(4WD)を選ぶことした。ただし、最近の大型FF、AWD FRはとにかく小回りが利かない。KB2は最小回転半径5.7m。現在入居させていただいている築25年の官舎駐車場の図面をいただいてコンパスで作図したが横幅、内輪差、前の道幅を考えると幅1850mmで5.7mが限界となった、これでも横に車が入っていると3回切り返すことが必要となるため、5.5m未満が望ましい。

給油はガソリンスタンドが少なくなっていること(とくに高速道路!)もあり、来年以後は自家用車での県外出張が増えることを考えると一回の給油で航続500km以上は欲しいもの。(西条ー東京が800kmなので1回の給油で行けることが条件)これにあたりRB26DETTのように踏み込んだら一気に燃費が悪化する(ひどいときは3km未満)ようなものは却下となるため、AMGやM、あるいはF Sportsは回避しなければならない。

1 2000cc以上のマイルドハイブリッドかつ楽しめる大出力エンジン

2 セダンでAWD

3 最小回転半径5.5m未満

4 これは好みだが色は白でサンルーフ付き!

5 1回の給油で500km以上「安定して」走行が可能