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2019/06/04

ついに発売されたペースメーカーの本!3800円!

つい先日総会が開催されたSlender Club Japanのデバイス植え込みの「標準化」を目指すプロジェクトの集大成がついに発売されます。
このリンクからアマゾンでポチれます。6月12日発売ですが予約で売り切れるかもしれません。今なら発売日に手に入ります。 私は著者献本で1冊いただきました!
デバイスについてはそのものの機能だけでなく、リード、手技のアップデートも日進月歩ですが「成書」となるとなかなかデータ集め、執筆、編集、出版の時間がかかることから、最新の実情が満載される者は少ないものでした。この本は2018年6月からプロジェクトを開始、スタートアップミーティングとMLによる情報交換を経て、全国で「実際に植え込み手技を行っている」第一線の臨床医がデータを提供し、それを統計解析、文献的考察をもとに、オレ様キングダム、あるいはローカルルールで行われているペースメーカーデバイスの植え込み手技について「標準化」「お互いの手技をしって良いとこどり」をするためにつくられました。読ませていただき、施設によるお作法(穿刺のタイミング、造影のタイミングからポケットの作り方、リード留置のABCなど)もかなり差があることを知りました。 ペースメーカーの植え込みは「120分」というのはダメです。本当に「早いほうがよい」ということは感染防止のために有意差があった(感染症なし=平均57.5分、感染有り=平均85分)など感覚が数値化されています。また、一貫して手技を「タイムライン」管理することで、自分の手技のどこに無駄があるのか、ということをを再確認することができます。 不整脈の専門家が執筆しているわけではないため、心内の電気生理学についての部分はほとんどありません。あくまで手技と統計ですので、実用Baseです。

Slender Pacing Device Project




自分も吉町会長のお声がけにより、10ページほど寄稿させていただきました。
より安全に より確実に より「患者にも術者にもスタッフにも」やさしい デバイス植え込みのマニュアルです。不整脈の専門家が書いているわけでもありませんので、難しい話はありません。植え込みに関わる全てのスタッフの方々に読んでいただいても分かる内容に構成されていました。 値段も普通の医学書なら5000円から8000円位するボリュームや印刷品質にもかかわらず3800円に抑えられていて、これもSlender Club Japanらしいなあと思うところです。 デバイスインプラントに関わる方は医師だけでなく、コメディカル、業者さんと幅広く皆様にみていただきたいものです