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2020/07/01

市販リキュールの高濃度化がこわい。

自分は缶チューハイの類いは飲まないのではじめて知った驚き。
患者さんから「店で売っているのはほぼ9%のものでそっちのほうが5%より安いからそちらを買って飲んでいます」と。
サントリー・宝・アサヒ・キリンと日本における大手のメーカーを調べてみたところ、なんとほぼ全てのメーカーが9%を主体にしていました。そして、ハイボールなども強いモデルが出ています。キリンはウイスキーも50%のものにリニューアルしていました。
結構怖いですね。カロリーもですが、脂肪肝になります。糖尿病も悪くなります。


各メーカーのホームページで公開されている情報のまとめ すべて100ml

メーカー:サントリー
ブランド名:ストロングゼロ 
9% 100ml52-53Kcal
普通の5%は33Kcal 甘い3%でジュースのようなほろよいは52Kcal

メーカー:宝酒造
缶チューハイ 8%(果汁3%)57Kcal
缶チューハイドライ 9%(果汁なし) 52Kcal
焼酎ハイボールドライ 7% 

メーカー:キリン
氷結5% 55Kcal       糖質(シロップ)あり
氷結ストロング9% 55Kcal  糖質がゼロ
(ビール)一番搾り5% 40Kcal
あらごし梅酒10% 140Kcal
杏露酒14% 189Kcal

焼酎20% 111Kcal
焼酎25% 139Kcal
焼酎35% 195Kcal
清酒15% 105Kcal

ウイスキー37% 206Kcal(ブラックニッカクリア、トリスクラシック)
ウイスキー40% 223Kcal(トリスやブラックニッカの一部)
ウイスキー43% 239Kcal(角・山崎・ダルマ・ローヤル、余市・竹鶴など)
データがないため推計
ウイスキー50% 278Kcal(富士山麓、陸、フロムザバレルなど)

お猪口は3540ml
テキーラ(概ね40度)のショットグラスは45ml 


*サントリーは基本的にすべてデータ公開。ニッカ(アサヒ)・キリンはウイスキーについては非公開
焼酎・ウイスキーはすべてアルコールそのもののカロリーでほぼ一致。

2020/06/15

新型冷風扇を導入しました。
昨年のものは左の白いもの。今回のものはエメラルドグリーン。
圧倒的にすずしく、衛生的になりました。根拠を提示します。
1:ファンがツインになった。風量は恐らく1.5倍から2倍で到達距離が伸びた
2:フィルターに水をポンプで落として気化させ、その気化熱による冷却空気を後ろからのエアで送っていた方式から、超音波で気化させたものを、フィルターをつかわずファンで噴霧する方式なので抵抗が少なくなったことも効率がよくなった。
3:不衛生になりがちなフィルター方式から、フィルターレスになったのでありがたい。
4:タンクも透明で穴がおおきくなったため洗いやすい(取り外しができないのは今後の改善に期待)また、氷を入れる必要はもともとなかったが入れる場合でも入れやすくなった。

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もちろん、一年中大活躍(空気清浄+加湿)という機能はほぼないと思っておいた方がよいと思いますので誇大広告ではありますよ。あくまで卓上冷風扇としてイイと思います。


2020/06/10

メディア報道の恐ろしさ(次亜塩素酸水の事例)

芸能界の方の自殺という悲劇があり、SNSは危ないということが取りざたされる今日この頃です。しかしメディア報道というものも非常に危険です。
次亜塩素酸水について至る所で「効果はない」「噴霧は人体に有害」と取りざたされています。NITE(同率行政法人製品評価技術基盤機構)はどのようなプレスをしたのか。実際に見てみました。

NITEが行う新型コロナウイルスに対する消毒方法の有効性評価について~よくあるお問い合わせ(令和2年6月4日版)~

次亜塩素酸水についてもきちんと項目がありました

Q:
「次亜塩素酸水」は、新型コロナウイルスに効果がないのですか?
A:
「次亜塩素酸水」の新型コロナウイルスに対する効果については、検証試験が継続中であり、まだ結論は出ていません。現在、効果の検証作業を、関係機関の協力を得て進めているところです。塩素濃度や酸性度(pH)等の条件によって効果が変化しうるため、評価にあたっては、様々な条件での検証を行う必要があります。今までのところ、新型コロナウイルスに対して一定の効果を示すデータも出ていますが※、2020年5月29日現在、全体として有効性評価を行う上で十分なデータが集まっていないことから、委員会において、引き続き検証試験を実施することとされました。今後、早期に結論を得ることを目標に、検証作業を続けてまいります。

Q:
「次亜塩素酸水」の空間噴霧は行ってもよいのですか?
A:
今回の有効性評価は、アルコール消毒液の代替となる身の回りの物品の消毒方法の評価が目的であり、空間噴霧は評価対象となっておりません。
「次亜塩素酸水」の噴霧での利用は安全面から控えるよう弊機構が公表したとする報道が一部にありますが、噴霧利用の是非について何らかの見解を示した事実はございません。
「次亜塩素酸水」を消毒目的で有人空間に噴霧することは、その有効性、安全性ともに、メーカー等が工夫して評価を行っていますが、確立された評価方法は定まっていないと承知しています。メーカーが提供する情報、経済産業省サイトの「ファクトシート」などをよく吟味し、ご判断をいただければと存じます。

※塩素濃度49ppm(pH5.0)で、20秒で感染力を1000分の1まで減少させた例がありました。






NITEが行う新型コロナウイルスに対する消毒方法の有効性評価に関する情報公開

と、凄く細かく検証され、報告してくれています。アルコール、界面活性剤、いずれも濃度が極めて大切ということも検証してくれています。粗悪品の30%前後のアルコール手指消毒が出回ったり、本来手指に用いると障害を起こす食品に噴霧するための77%アルコール製剤を手指消毒に用いて皮膚がボロボロになった例、多数報告されたことに対しての見解でしょう。メディアはいかにもこの機関が有効性を否定し、噴霧を有害とした、と報道しており、それに対する公式な見解がUploadされたのだとおもいます
また北大でも新型コロナウイルス不活化についてちゃんと次亜塩素酸水(強酸性ではない40ppm)で検証されています。
コマーシャルベースかもしれませんが、次亜塩素酸というサイトがありました。まだ読みほどいてないので時間があるときに読んでみます。ただ、どなたが書いたのか、全く分からないので心配は残ります。

次亜塩素酸水(強酸性電解水)は自分が精製し、使ってみて本当に「鮮度」が大切だとわかりました。また、生成器、精製法も大事だと思います。

プランビー(これは生成器の販売会社であり完全なニュートラルではないかもしれましれません)の検証動画をみましたが、自分がPH、塩素濃度を計測してもほぼ同じでした。
1:鮮度
2:NITEの資料

もちろん、Lancet, NEJMですら査読スルーの論文でいかがわしいデータがあり、掲載取り消しがでるような時代です。WHOなんて当初マスクは無意味、とまで発言していたものでした。検証により今後状況がかわることはもちろんあります。しかし、メディアに一喜一憂すること、あさはかに反応することだけは絶対にやめた方がいいと思います。
今回のコロナウイルス関連で少なくともまっとうな臨床医は今までよりもさらにマスコミ(ワイドショー)の偏向報道に嫌気が差したと思います。

2020/05/21

武漢ウイルスからの再開はどうする?

換気 日光 手洗いうがい 体調管理の徹底
感染者数の報告も減ってきました。経済的影響はかなり大きくなってきました。心配なのは子ども達です。この半年間の教育の滞りをどう是正してあげらばよいのか。国家の将来を考える上でその子ども達やその親の世代のことをは第一に優先して考え、対策するべきでしょう。これは政治家・官僚の仕事です。あくまで私の願いとして、まず第一にに書かせていただきました。
さあ、このコロナウイルスとの共生をどうするべきでしょうか。岩田健太郎先生が述べたとおり「このウイルスは少ない数ならたいしたことはないが一旦感染者数が爆発すると手がつけられなくなる、そして感染力もそこそこあるものの、死亡率はそこまで高くないいため伝搬し生き残りつづけるとんでもなく素性の悪いウイルス」という言葉は必ず頭に置いておくべきでしょう。
共生 すべからく人間社会もその概念が必要だと思います。コロナと共生するにはワクチンの開発か選択的治療薬(抗ウイルス効果)が理想的ですが、そこにはまだ時間がかかる以上、重症化対策の治療についての忖度なき指針がまず必要です。加えて、特に高齢者が罹患した場合に投入できる・投入すべき医療資源が限られ、それが一つの寿命の契機となることを社会的常識すなわち、価値観として国民が理解し、受け容れることだと思います。
重症度に応じた医療機関のトリアージシステムが運用されはじめ、疫学、対処療法がある程度判明し、情けないことはあるもの中国からの診療材料が届き始めたことで、若年・壮年者および医療従事者が罹患した場合の重症化対策については一部ですが目処も立ってきているはずです。IL-6阻害薬のアクテムラ、そして抗血栓療法、抗血小板療法と二次感染の予防が鍵に成るはずです。長い道のりでした。ただ、その後の血栓性疾患再発については十分に注意を払う必要がありそこが解決しない限りは完全ではないでしょう。「油断をしてはいけない」という次元ではなく「緊張感をもって対応するべき」状況であることは皆が認識すべきです。
この認識を持った上で、自粛により社会的損失がおおきなところ=教育・医療・福祉・一般的な外食や旅行は手洗い、うがい、マスクと体調管理を遵守した上で再開。そうでないところは必要に応じて。一方で、あまりメディアは指摘しませんが、血栓性素因を増悪させる肥満、喫煙、経口避妊薬については声を大きくして糾弾すべきでしょう。前二者は多数の症例報告が得られています。経口避妊薬については明らかなデータ報告をまだ見つけることできていませんが、少なくとも、循環器内科医であればどの学年であっても経口避妊薬による深部静脈血栓症や肺塞栓の診療経験はあるはずです。
環境因子として、「三密」をつくる「接待型飲食店」および、これまでにクラスターとなった武道、合唱、ジムについては、コロナウイルスを滅菌させる手段=人体に無害なUV照射、十分な空気清浄システム(具体的になUV・オゾン・次亜塩素酸+電気集塵機+HEPAフィルターシステム)が確立するまでは再開させるべきではないと思います。もちろん、このシステムは行政・教育・医療機関にはすべからく、この機会に導入しておくべきインフラと考えます。インフルエンザ、ノロウイルスなどにも間違いなく効果があると思います。この数年どれだけの施設がインフルエンザの院内感染に悩まされてきたか、挙げればきりがありません。そして本当に恐ろしい高病原性鳥インフルエンザのヒト感染対策にもなります。
自分がこのウイルス感染者数がこの数週間落ち着いてきた理由として
1:季節がよくなり換気が行われるようになった
2:紫外線が強くなり日光が当たる環境でのウイルス伝搬が抑制された
3:市民が手洗い、うがいというこれまででも行っておくべきであったプリコーションをRoutineとして行い始めた
4:とくに田舎では村八分という社会監視システムがあるため感染リスクがある行動を慎んだ
を挙げたいとおもいます。従って、梅雨や夏で換気ができなくなる状態、あるいは紫外線が低下する状態ではどうなるか心配です。加えて災害が起きた場合の避難所(特にトイレは危険でしょう)でのクラスターを抑制することはまず難しいと思います。
根拠をもった対策と再開、そして次なる疫病(災害)への備え。これこそがこの武漢ウイルスで犠牲になった方々に対する我々の誠意になると思います。
疫病はこれからもまだまだアリ続ける、この考えも必要でしょう。

2020/05/13

Lancetからもコロナの血栓症についての議論

血栓止血学会のSNSでLancetが紹介されていました

Coagulation abnormalities and thrombosis in patients with COVID-19
*Marcel Levi, Jecko Thachil, Toshiaki Iba, Jerrold H Levy
marcel.levi@nhs.net
Cardiometabolic Programme, National Institute for Health Research University College London Hospitals (UCLH) Biomedical Research Centre, London, UK (ML); Department of Medicine, UCLH National Health Service Foundation Trust, London, NW1 2PG, UK (ML); Department of Haematology, Manchester Royal Infirmary, Manchester, UK (JT); Department of Emergency and Disaster Medicine, Jutendo University Graduate School of Medicine, Tokyo, Japan (TI); and Department of Anesthesiology, Critical Care, and Surgery, Duke University School of Medicine, Durham, NC, USA (JHL)

Panel: Management of coagulopathy in patients with severe COVID-19
Diagnostic approach
• Repeated (every 2–3 days) assessment of:
  • D-dimer
  • Prothrombin time
  • Platelet counts
    Therapeutic management
  • Subcutaneous low molecular weight heparin for all patients hospitalised
  • Consider venous thromboembolism in patients with rapid respiratory deterioration and high D-dimer concentrations
    • Do CT angiography or ultrasound of the venous
      system of the lower extremities
    • If diagnostic testing is not possible and there are no
      bleeding risk factors, consider therapeutic
      anticoagulation
  • Other interventions (such as plasma exchange, or
    administration of other anticoagulants or anti- inflammatory drugs) are experimental and should be considered in a clinical trial setting only
2
www.thelancet.com/haematology Published online May 11, 2020 https://doi.org/10.1016/S2352-3026(20)30145-9

どこにもPCR、抗原抗体検査については書かれていません。CTとって凝固指標をみて、抗血栓両方をやれ。と書いてます。もちろん、あくまで対処療法と重症化指標から見るその予防という観点ですから抗ウイルス薬、IL-6阻害薬、抗サイトカイン治療については触れられていません。血漿交換については下の通り。まあ、TTPでも行います。
Other anticoagulant modalities have not yet been systematically studied in patients with COVID-19 and cannot be advocated at this point. Plasma exchange could be helpful as a treatment of thrombotic microangiopathy by delivering high volumes of plasma, replenishing missing factors (eg, ADAMTS-13 or complement proteins) and removing excess inflam- matory mediators; however, this treatment needs to be further evaluated in a controlled trial setting.


https://www.thelancet.com/action/showPdf?pii=S2352-3026%2820%2930145-9&fbclid=IwAR2zY8g4eDVQmd_uAnBgPSJFe3_gQxXp8Eu9Y8ErOoVtTA-3936nX4jdbgE

2020/05/07

アクテムラの前にはじめからケアラムも使いたい。

こんな文献を発見
確かに抗リウマチ薬のケアラムはサイトカイン抑制剤。
http://www.kansensho.or.jp/uploads/files/topics/2019ncov/covid19_casereport_200424_5.pdf

関節リウマチでイグラチモドを内服中に 新型コロナウイルス感染症に罹患し、シクレソニドの吸入を行い 症状が軽快した後もウイルス排泄が遷延した 
1)東北大学大学院医学系研究科総合感染症学分野
2)東北大学大学院医学系研究科感染制御インテリジェンスネットワーク寄附講座
3)東北大学病院感染管理室 4)仙台画像検診クリニック
馬場 啓聡 1,2) 清家 一生1) 佐藤由紀夫1,4) 金森 肇 1,2,3)菅谷(新妻)郁未1) 徳田 浩一1,2,3) 大島 謙吾 1,2) 武井健太郎1) 青柳 哲史1,2)

結語 関節リウマチでイグラチモド内服中に COVID-19
に罹患した症例に対し、シクレソニドを投与し臨床経 過は良好であったが、症状消失後もウイルス排泄が長 期に及んだ一例を経験した。COVID-19 罹患後の DMARDs の投与法、シクレソニドの COVID-19 に対 する治療効果、更に DMARDs やシクレソニドがウイ ルス排泄に与える影響などいずれも現時点で不明な 点が多く、今後更なる検討が必要と思われた。


こういう論文がFreeで上がっている感染症学会はありがたいです。



2020年5月1日版 COVID-19に自分がかかったときの治療お願い

カネコシンゴ42才 男性 体重75Kg eGFR 82  CCR123

会話可能な状態
1 オルベスコ200吸入(12吸入を12回)
2 フォイパン 600mg3x
3 ストロメクトール15mg1x これは1回内服のみ
4 ムコソルバン45mg1x
5 ケアラム 50mg2x
6 リクシアナ60mg1x(腎不全のときはエリキュース10mg2x)
7 パリエット10mg1x
8 グレースビット100mg1x
9 ムコスタ3T3x
10 カロナール1500mg3xから3000mg3x
11 クロピドグレル75mg1x(4月23日追記 動脈血栓も伴っていることが判明したため)

肺の浸潤影が増え始め、会話が難しくなってきたばあい 酸素6LSpo293%以下、あるいはRR45回以上となったら鎮静して挿管をお願いします。
トリプルルーメンのCVCを左鎖骨下から、透析カテーテルを左鼠径から入れてください。(右鼠径はPCPS用、内頸静脈はV-VECMO返血用にシースのみ確保)
A ナファモスタット350mg5Glu50020ml/h
0.2mg/kgHr を持続注入) 
B ヘパリン20000単位をNS500mlに溶解したものを20ml/hで持続注入(APTT70-100、ACT200-300)となるよう、溶解ヘパリンを3000単位/Day前後で調整)
C リコモジュリン28500IU1130分で注入
12800IUx3VNS100mlに希釈したもののうち75ml
*腎不全がある場合は減量をお願いします。出血傾向は少々みられても輸血でお願いします。
D クラビット点滴を1日1回
E アクテムラ600mgを12時間毎
F エラスポール360mgを生食250mlに溶解したものを24時間持続


さらに悪くなったとき

IPCPSVV-ECMOでなくできれば右鼠径V-右鼠径Aで)、+CHDFをお願いします ACT300前後でヘパリンコントロールをお願いします。
II:ステロイドパルスは原則不要と思っています。
III:輸血は必要に応じて可能な限りお願いします


IV14日経過しても改善がみられない場合はPCPSECMO)の回路交換は行わず、治療をあきらめてください。本来は病理解剖をお願いしたいのですがそれができない場合はそのまま焼却してください。葬式は不要です。