今回はとくに「救急で受診された患者さん」に焦点をあて、基礎的な心電図の原理、「心電図は1枚だけで正常・異常をみるよりも、比較して比べることで見落としを防ぐことができる」ということから、いかに病診連携をうまく行うか、すなわち「病院の上手な活用法」というお話をさせていただきました。
ご参加いただいた先生方、座長をとってくださいました西条市民病院の間口先生、ご協力いただきました小野薬品さん、ありがとうございました。このようにして「地域ぐるみでとりくむ生活習慣病医療」が進んでいけば、患者さんやご家族は突然死や救急入院、外来での二重検査や待ち時間が減ってHappy、病院関係者や行政(経済的に)は救急受診が減ってHappy、開業医さんは時間や機器の費用がかかる検査が減ってHappy・・・とみんながWin-Winになることができると思っています。
つぎは3月11日、西垣先生を招聘してのGreatな講演会。ドラスティックなプレゼンテーションを楽しみにしています。
*ご協力いただけるメーカーさん、募集中です。現在、2014年3月、6月枠は決定しています。地域連携は草の根運動です。地道な地道な啓蒙活動ですが、皆様のご協力なくして成り立たないものになっています。私の目標は地域ぐるみのレベルアップです。
このとき、いただいた質問で「高血圧・糖尿病で通っている患者さんなら心電図はとってもよいと言うことですか?」とありました。心電図は侵襲がありません。同様にエコーやABIも無侵襲です。僕は採血やSMBG、あるいはレントゲンの方が正直嫌いです。
返信削除侵襲のないこと、しかも診療報酬も安いことを行うことで、患者さんの入院加療日数、その後のADL、あるいは命が守られれば、医療経済的にも大きなメリットがあるのではないかと思っています。
もちろん、時間や機械のコスト、専任技士を必要とするエコー検査は当院にお任せください。透析、ステント後のフォローの全身血管エコーやPPIのガイドで鍛え抜かれたエコー技師、透析でステント後のCT+実際のPCIの立ち会いで鍛え抜いた放射線技師による「抜けのない」検査を行わせていただきます。
心臓CTは心臓カテーテル検査+IVUS(血管内超音波)の二つの仕事をかねてくれています。時には大動脈の状態も評価しますので、リスクマネージメントにもなっています。