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2013/06/08

今日はAKB総選挙でした そこに思う地方の力

たまにはインターベンション以外のことをかいてみます。

本日はAKB48・SKE48・NMB48・HKT48の総選挙でした。このポイントは、「次のシングルのセンターを決める」総選挙であって、1年間のセンターを決めるための総選挙ではない、というところです。現に、前回の総選挙でトップをとった大島優子さんは1枚はセンター、その次は渡辺麻友さんがセンターを勤めていました。
ただ、その間のシングル(UZA)で、本来、大島+渡邊でセンターをとる予定が、ダンスのテクニック的に渡邊さんがそのポジションができず、SKEの松井珠理奈さんと大島優子さんがセンターを勤めたという経緯がありました。従って、私は渡邊さんが1、2位になる可能性は少ないと思ってはいました。大島さんは以前「1位になったら丸坊主になる」と言っていて、1位になったとき「事務所からストップで丸坊主になれません」となったことがあります。今回、1位になったら全裸になる、的な発言をされていたので、厳しいかとも思っていました。篠田さんか高橋みなみさんをTOPとして卒業ということは考えていたのですが、そこもはずれました・・・

さて、指原さんがトップというところになりました。この票はCDシングルを買ったら1枚バーコードがかかれていてそこから投票できるというシステムです。一人一票でなく、CDシングル1枚で1票。一部では中国から指原さんに9000票入った、という話もでていました。真偽のほどはわかりません。ともかく、指原さんは1位になりました。それは事実であり、結果です。そしてそれが全てです。

個人的に指原さんを応援していたのは、地方出身、地方から上京、がんばってがんばって這い上がり、その後、一度、出身地に赴任。1年間、往復をしながらもういちど上京をはたしつつあるところです。なんとなく、イイ話ですね。
ただ、悲しいかな、大分県の地方新聞の写真がUPされているところを見たのですが、この記事がトップ全面でないのです。なんでだろう・・・指原さんは大分県の「観光大使」wもされており、さらに優勝スピーチで「是非大分に帰ってみんなに凱旋ライブをしたい」と発言までしたにも関わらずです。
今回の総選挙は250億円から300億円の経済効果があったようです。別府温泉は湯が熱いことを除き、大好きでときどき入りに行きますが、関西航路・四国(松山)航路・広島航路の廃止もあり、観光客の減少は年々すすんでいます。この機会を捉えずしてどうする?と思ってしまいました。残念です。

しかし、地方というのはまだまだ底力を持っているものです。現在、首都圏のみで日本の人口のおよそ半数といわれています。農林水産業なくして、日本の底力なし。東日本大震災がおきたとき、首都圏の野菜がほとんど輸入物になってしまったことがありました。茨城、千葉、福島、宮城というところからの野菜がなくなったからです。
魚も同じです。ほとんどが輸入物、冷凍物になっています。
愛媛に帰って何がうれしいか、まず、ミネラルウォーターになる水(森の水だより、石鎚山のおいしい水)で風呂に入れることがまず第1です。当然酒もおいしいです。
そして、野菜がたくさんある。そしてその野菜に甘みとうまみがあり、とてもおいしいことです。不思議なことに、東京で買っていた野菜は1週間たっても傷まなかったのに、こちらのJAで買ったり、知人にいただいたりする野菜は同じ種類のものが3日で傷んでしまいます。理由はわかりません。魚もおいしくて新鮮なものがいくらでも手に入ります。そして、それらは、四季折々で変わります。

しかし、心配なことがあります。外来をしていると、職業「農業」「漁業」という方々がほとんど80代だということです。西条市の合併地区といわれている地域は愛媛県一の農業地域ですが、そちらの高齢・過疎化は著しく進行しています。このままでは、この西条でもおいしい米、野菜、魚、肉が食べられなくなってしまうのではないかと危惧しています。江戸幕府には賛否両論がありますが「士農工商」で「農」を第2の地位においたというところは高く評価します。実際に診療で患者さん方に携わっていて「今日は行けない」「この日は難しい」とおっしゃる理由で最も「正当だな、これは無理だ」と思えるのは農業の方です。自然は絶対に待ってくれません。種付け、苗代造り、植え替え、受粉、消毒や栄養剤の投入、収穫、保管、出荷、どれひとつをとっても、その「日」を逃すわけにはいかず、さらに天候の影響を最も強く受けるものです。漁業も同様で、その日の潮の時間帯をみて、狙う魚、出漁時間を細かく決めていらっしゃいます。アポイントの相手は自然なわけで、どうにもなりません。キャンセルはこちらからはできず、一方的にされるのみです。いつも感謝しています。

もう一度、第1次産業に活力を、そして地方に活力を、歳時記の復活を。AKB総選挙を見つつそんなことを考えていました。

もちろん、高い技術を持つ街工場、研究所、これらも、実は、たくさん地方にあるわけで、西条の産業をきっちり支えてくれています。今治造船は大企業ですが、それを支えている工場は町中にたくさんあるわけです。

がんばれ、地方、がんばれ、西条。そのために私は西条に帰ってきました。

(6月9日Update)


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