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2015/05/29

開設以来のペースメーカーとアブレーションの成績を開示します

目の前の患者さんの診療は最も大切な仕事ですが、それとともに、常に手技のブラッシュアップ、治療方針の検討を行うことも大切なことです。当院においては、手技に関するデータは臨床工学技師さんがデータベース管理を行ってくださっており、全ての手技について、1年に1回の見直しを行い、クリニカルパスや術前術後の検査・フォロー体制については2年に1回の見直しを行っています。
その上で、開設以来のデータを見直し、公開することで、チームの診療レベルの維持向上は勿論、皆様に当院での治療を選んでいただく一助にもなればと考えています。
今回、第9回のSTARTは不整脈がテーマ「START-Arrythmia2015」の副題をつけさせていただいております。私は血管内治療を主体としていますが、ペースメーカーも行っています。








ペースメーカーは間欠性跛行・重症下肢虚血にならび、患者さんから「楽になった」「治療して本当によかった」と感謝をいただくことが多い手技です。アブレーションも同様で今日の外来でも「いやあ、やってもらってよかったです。あのあと一回も発作がでていません。いつ動悸が来るかという恐怖がなくなって安心して生活できています」という言葉をいただきました。「不安」「抗血栓薬」からの解放をめざした不整脈治療を継続していこうと強く思いました。しかし、いずれの手技にも合併症のリスクは「ゼロ」にはなりません。適用を守り、患者さんとそのご家族から信用していただけない限り、行うことはできません。常に鍛錬と自己批判が必要だということも感じています。

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