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2013/03/09

広がるPPIの世界 マイクロカテーテル

マイクロカテーテルも末梢に特化したものがどんどん発売されました。当然その筆頭は東海メディカルの「Prominent」シリーズ(先日の記事参照)。しかし、他からも出てきました。ゼオンのX-Support。はじめて触ったときの一言は「うわっ」でした。
 なにが・・・と言いますと、ものすごい直線番長です。ProminentNEOも先端2mmで触ると硬いのですが、これはさらに硬い。硬い。硬い。14と18の2モデルありますが、14で16まで入ります。ということはTreasureまでOKです。
どのくらい直線番長かというと、XtremePVで、POP-ATAにくねとまがって入ったとき、先端の柔らかい部分だけのところだと、負けてしまいます。不透過の部分まで入れてしまえば追従しました。そのあとは石灰の中をスパッと通りました。そのくらい直線性能は高いです。さらに、コーティングを強化していただいたことで、長く続く狭窄でもずるずる入っていくようになりました。Goodです。
本日使わせていただいたのは14モデルでしたが、PL-Xとの相性、さらに18モデルはSFAやBKAの直線部位を貫通させねばならない場合、最近FMDが力をいれている新しい18ワイヤーと組み合わせると相性がいいかもしれません。あとは、4FrCXiとの相性も気になるところです。
昨年末に一度使わせていただき、ちょっとこうしたほうがいい、といことを開発さんにお伝えしたところ、改良品が本日届けてくださいました。先端Taperとヌルヌルコーティングをお願いしたのです。もちろん「貫通カテーテル」ではなく「マイクロカテーテル」のため、Corsairのようにウナギ的な動きはできませんが、TightLesionにずるっと入っていくところはいい感じでした。CXiの2.6よりも先端のシャフトは硬いです。ただ、普通の石灰化ならOKですが、透析の石灰化(刃のように血管内におむすび山があるもの)に対しては、コイル巻き構造をとっているCorsairやCXiの方が安全かとも思いました。ただ、こればかりは何度も使っていかなければわかりません。とにかく、透析の石灰化は最強の敵です。

なお、先日、4段ロケットを1段はしょり、ワイヤーと4FrCXiでBKAを掘り進めたとき、どうしてもできてしまうワイヤーとCXiの段差、さらにTaperのきついCxiの先端でFlapを生じた例がありました。体外で再現したときの段差は結構ありました。必ず、Cxiの4Frを使うときは14システムの場合、マイクロカテーテルを入れる必要がありそうです。少なくとも私は今後必ずそうします。

1 件のコメント:

  1. 追記です 強引なお願いなどはしていません。いろいろ持ってきてくれています。でもちゃんとフィードバックをしています。地域の、日本のインターベンションが進化し、一人でも多くの患者さんが救われるようになるために、当院の治療は専門の関係者に対してオープンとする方針をとっています。

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