Amazonサーチ

2016/07/09

CVIT2016(日本心血管インターベンションン治療学会学術大会) 東京

日本で心血管のインターベンションン治療に関する最も大きな学会である、CVITの年次学術大会が東京でありました。今回、当院からは私が穿刺部合併症を防ぐためのプロトコルのポスター、臨床検査技師さんからNo-Stent-Zoneプラークの退縮例についてポスター発表、診療放射線技師、看護師、臨床工学技士がコメディカルパネルディスカッション、地方にある120ベッドの施設としては、常識をはずれた5演題を提示させていただきました。

往復はみんなで一緒に高速バスです。日勤を終えてシャワーを浴びてから集合。
せとうちバスの新車「エアロエース」で東京まで12時間。本来55人のりの車両を29人乗りに改造したトイレ付き独立3列シートは快適です。

ぐっすり眠って翌朝はもう東京。 渋谷になりました。バスターミナルとしての機能は、品川や浜松町にくらべて大きく劣ります。待合室、雨ざらしの停車場、速やかな改善が必要です。リムジンバスならともかく、長距離高速バスのターミナルとしては、下の下です。

まず、西原看護師から「カテ室教育におけるアウトカムとしてのINE資格取得について」 原稿なしで誰にでも分かるプレゼンでした。

私が穿刺部合併症についての発表

桑原臨床工学技師から、PCI/PPIのデータベースについての発表。自作がよいのか?それとも既製品がよいのか? コストか人件費や労力、アップデートの費用かトラブル時の補償か、本当に難しい問題です。 当院透析データベースは20万件のアクセスによるデータベース。それを作り、メンテナンスされている桑原主任だからこその発表でした。

パネルディスカッションの最後は星加診療放射線技師。誰もが心配したこの発表。ステントの種類によって、CTフォローは全く違う者です。VivoとVitroの両方で検証しており、説得力のある内容でした。毎日夜遅くまでの資料作りと発表の練習、お疲れ様でした。 「カテーテル検査でPCI後のフォロー」はかぎられた場合にのみになると思います。だって、自分、いやですから。

最後は秋月臨床検査技師のポスター。みやすく、わかりやすい症例でした。質疑応答もいただき、ありがとうございました。日本全国の3年目の技師では人間ドックなどの「スクリーニング」ではなく「治療目的」「治療後」という難易度の高い心臓や血管エコーの検査を行った数は随一でしょう。本当に立派です。

CVITという大舞台での発表、皆様本当にお疲れ様でした。また来年もいい発表ができますように。でも、発表などがあると、自分自身がゆっくり勉強することができない、というデメリットもあるものです。 じっくり、ライブを堪能したり、他の施設の発表を勉強するために、そろそろ、完全に聴講目的での学会参加を、もう一度してみましょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿

SPAMが増えています。特に外国語コメントのリンクはぜったに踏まないようにしてください。

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。