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2012/07/22

イグザレルト・・・その後

鳴り物入りで導入したイグザレルト。当院では5人に導入致しました。いずれも、高齢者で「ワーファリンを使いたくないなあ・・・」という患者さんです。ワーファリンでOKの患者さんは従来通りワーファリンにしています。
さて、やはり副作用は出ています。完遂されているのは1人だけという状況になってしまいました。
肝障害、腎障害が直接でるケースはありませんでしたが、とにかく食思不振になられます。そして、脱水となりCCRが下がる、腎障害がおきる、そして中止タイミングがおそければ肝障害にも至る、というケースがほとんどでした。ほかは、食思不振により、もともと鉄欠乏性貧血であった患者さんがさらに貧血となり、消化管出血疑いで内科の先生にご迷惑をおかけした、というケースです。
うーん・・・やはり条件が悪いところで戦っているとはいえ、ちょっと厳しい船出です。ただ、ワーファリンのように、導入当初、毎週、場合によっては週2回の来院ということがさけられるのは大きなメリットだと思っています。
また、開業医さんに紹介するにあたっても、薬剤、食事、患者さんの状態による効果の増減が激しいワーファリンよりは一度軌道にのってくれれば、イグザレルドが良いと思っています。
肝心のメルクマールですが、見事でした。「朝」内服の患者さんが採血日の朝、薬の不足により(落としちゃったとか)内服できていない状態ではかるとPT-INR0.99でした。同じ患者さんが、内服3時間後の採血では2.10でした。これは本当に見事だと思いました。

http://www.bayer-hv.jp/hv/products/product.php?cd=131

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