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2013/05/08

循環器科クルズス(2) カテコラミン、心不全治療薬、利尿剤について


循環器科クルズス(2)
 カテコラミン、心不全治療薬、利尿剤について
循環器科では往々にして心不全患者にカテコラミンを用いることが多い。単純にはDoA(イノバン、カコージン)=αβ作用DoB(ドブトレックス)=β作用ノルアドレナリン=α作用と記憶するとクリアカットとなる。DoA2-3γ(ガンマ=1mg/kg/Hr)で内蔵の重要血流を増やし、尿量を増やすことが多い。「利尿量」と呼ばれる。4γ以上で昇圧効果がみられる。その分、催不整脈(AfVPCなど)も強く出てくるので注意。DoBも同様。2-3γで臓器血流を増やす。血流不全によるイレウスを併発した心不全患者に有効となることも多い。ノルアドレナリン:最もよく使うのは敗血症性ショックのWarm Stageである。末梢血管を閉めることで強力な昇圧作用があるが、腎血管もしめるため、乏尿となることもしばしば。また、ASOを持っている患者には末梢循環不全も併発するため、手足の指の色、温度は常に確認する必要がある。HANP:心房性利尿ペプチドそのもの。利尿、動脈拡張作用がある。コアテック:単純にはDoA+HANPの作用があると記憶する。しかし、催不整脈作用が強いこと、血圧低下作用が強いことに注意。アクトシン:アデノシンそのものであり、心臓を強力に叩く。内服ではDoA=タナドーパ、DoB=カルグート、コアテック=アカルディと覚える。ただし、経静脈投与と経管投与では吸収量、代謝時間が変わってくるため、等量計算はできないものと考えること。 利尿剤のあれこれ 利尿剤=容量低下=降圧剤であるフロセミド=ラシックス:ループ利尿剤、強力な利尿力をもつがKを低下させる。心不全患者ではK4.0以上をキープすることが望ましい。具体的な利用量はCre正常に対しては20mg/dayである。外来でラシックスを内服処方されているにもかかわらず心不全となった場合は内服と同じ量を静脈注射することで反応をみる、30分みて反応が乏しいと判断したらその量を追加する。さらに30分みて反応が乏しい場合は倍量投与する。スピロノラクトン=アルダクトンA、ソルダクトン=K保持利尿剤であるとともに、抗アルドステロン薬でもある。利尿力自体は弱い。
近年は、ラシックスで反応が乏しい場合、速やかにトルバプタン(サムスカ)を使用することもすすめられている。基本的には初回、7.5mgを使用、添付文書に基づいた電解質濃度採血が必要となる。ただ、長期に漫然と使用した場合には効果が弱くなることもある。そして、利尿量のDoAHANPも利尿剤であることをお忘れなく。

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