カテ室前での集合写真。若いDRが多く、本当にうらやましいです。今度高橋先生にそのTIPSを教えていただけそうです!!
Case1は木沢の鈴木先生によるSFAのISR。両SFAの病変で一期治療とのことで、左上腕アプローチでした。AAAも有る方で、Bifurcation-Shotのあと、新調に4.5FParentをもちこみ、POBA。もう片方はZoneAなのにStent-Fracture。僕も初めて見ました。JADEであけてもめくれるだけなので、一緒に裸でSMART。Iliacにも75%狭窄があるため、そこにも裸でSMARTをして終了。あっという間でした。テガダーム1枚がどれだけ術者のストレスを減らしてくれるか、多少のTIPSは必要であるものの、圧迫が4時間と6時間で大きく変わってくる裸でMART。いかがだったでしょうか?
名古屋徳州会の青山先生も一緒に。世間は狭い・・・
Case2はSFAにビー玉状の石灰化が多数ということはすなわち、山越えをしようにもEIA-CIAも数珠玉、順行穿刺をするにもそこも石灰化、というわけで、「アプローチ」「穿刺」が成功の半分を担うというものでした。そして、残りの大半は「止血」で、その残りがWire-Crossでした。いつものように、エコーを利用し、CFA-SFA/DFAをマーク、プラークの少ないところをマーク、、、と思ったものの、SFAの石灰化があまりにつよくDFAの分岐がわかりにくい・・さらにプラークはどこでも全部あって、のきなみ後ろにシャドーをひいている、、という状況でした。Micropunctureは折れ曲がり、血管を押さえても、先端がつぶれてしまったので、断念。やむを得ず、禁じ手の金属針にRadifocus。オスのはいいが、抵抗が少しでもあったら、引くとダメ。。。SFA/DFAの分岐ができる角度にして、アングルの先端を落とし込みSFAをCross。4.5FParentでアプローチ。まず、NSEでPOBAをかけて、シースがある程度入れられるよう地ならしを試みるも、バルーンRupture。JADEの5mmでばしっとあけて(こちらは流石にPET素材のNCなのでRuptureせず)、シースを持ち込み。Flow(Run-OFF)を規定している末梢病変をいつもの4段ロケット(Command+Qualia+QuickCross-Select)にJADEで処理後、SFAに裸でSMART。 ちょっとひやひやするところもありましたが、SMARTとは10年来のおつきあい。きちんと留置し終了させることができました。
Case2 セカンドの鈴木NS、河田DR、間接介助+道具出しをしてくださった水野CEと。テンポよく手技ができました。ありがとうございました。
みきゃんにも応援してもらいました
ACTも定期的にとられており、放射線技師さん、工学士さんの動きも早く、看護師さんもちゃんと患者さんを視てくださっていたので安心して手技ができました。 サポートしてくださった、西条病院の鈴木看護師、木沢記念病院の河田先生、Producerの高橋先生、Directorの青山先生、本当にありがとうございました。カテ室で鈴木NSのミニレクチャー(EVTのTips)45分、こちらもたすうの質問をいただきました。看護師さんのモチベーションの高さがわかりました。すごいです。
青山先生 さすが紳士です。過分な紹介、そしてフォロー、質疑応答のマネージメント、本当にありがとうございました。
概論10分 各論と「必勝パターン」50分 合計60分。
もちろん、テクニックも大事ですが、診断や道具を使い分けること、5分をけちって5時間を費やさない、画竜点睛を欠くことをしない、現場の最前線で実臨床にのぞまれているDRの意見は一致しています。これからも木沢記念病院、中濃地域の医療連携、ますます発展しますように!
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